話の前段に一冊紹介する。


中一だったら、とりあえず書店でこの本を見てもよいかもしれない。
ただし、かなり端折った説明になっているので、きちんと勉強するには体系数学の方がよいとは思う。

本人の性格次第だけどね。

さて、文理学科を目指すなら、可能であれば中学二年のうちに中学範囲の数学を仕上げることが望ましい。
馬渕だと、SSS&SSSTの上位コースは中2学年末には終わらせているし、その他の下位コースでも中3一学期には終わらせる。

ただし、手元に教科書がないと、非常に勉強しにくい。

そこでお勧めするのが、数研出版の体系数学シリーズ。
中1から始めたら、無理なく中学範囲を中2の夏には終わることができる。

このシリーズは、中高一貫校での授業用に編集されており、学年の壁を無視し数学の体系を優先して編集されているので、わかりやすい。

体系数学というタイトルも、そこから来ているもの。

この本の優れているところは、

  1. 解説が詳しい。
  2. 例題や練習問題が洗練されている。
  3. 解答編も詳しく書かれている。
  4. 文科省の検閲検定の関係で教科書には書くことができない、ちょっとした Tips も書かれている。

ところ。

自習や復習によろしい。

対応のパーフェクトガイドやチャート式も刊行されているが、高校受験には多分必要ない。