馬渕のテキストを使いこなせるかというのは、馬渕と付き合っていくうえで、実は最重要ポイント。  __理社については、学校の教科書と馬渕のテキストで、取りこぼした分も勉強できるはず。共通問題だからね。__ 国語については、古文以外に落ちこぼれることもないだろうから、古文の勉強の仕方を別に書くのでそれを参考にしてほしい。 英語については、文法を一式やってしまうと、あとはひたすら体で覚えるだけだから、これも体力勝負。だからノウハウもへったくれもない。そうじゃなくて学校の英語レベルで落ちこぼれている、という人には別記事を用意する。 ということで、__''実際に考えなければならないのは数学だ。''__ 馬渕のテキストは、例題こそ丁寧な解説が付されているけれども、練習問題は答が書いてあるだけ。 あのテキストを使いこなすためには、 1.予習動画で基本を把握する。 2.授業できちんと解説を聞く。授業で聞き洩らしがあれば、授業動画で復習する。 これだけのことをしないと無理だ。 さもなくば、授業で理解しておかないと、どんどん置いてきぼりを喰らう。 で、この記事を読む羽目に陥ってしまったアナタは自覚しているはずだが、__あのテキストと動画を使って取りこぼした単元を学びなおすのは、時間的にも量的にも無理だ。__ だから、ちょっと習慣を見直してほしい。 **まずすべきは、新規の取りこぼしをなくすこと。** - 過去分の復習は、別教材でやる。テキスト見るのは例題だけ。 - 予習動画は、授業の前々週の週末に家で見てしまう。 - テキストは、授業前週に学校に持ち込んで休み時間に解いてしまう。 学校では予習動画は絶対見れないから、家でやるしかない。 テキスト予習の時間を考えると、週末にこのタイミングで見ておかないと時間がたりなくなる。 これを始めると、最初がすごくつらいのだが、気合で頑張ってほしい。 きちんとやってもらえれば、偏差値上がるからHやSクラスから上位クラスに抜けられる。そうすると、勉強のポイントも不思議なことに見えるようになってくるから、短時間で効率よくできるようになる。 では、**すでに取りこぼしてしまっている単元**をどうするかだが、これは__**他の教材で勉強するしかない。**__ ぶっちゃけ、ここでつまずいている君が私立で灘とか洛南を狙うということは、7割がたないだろう。 なら、公立向け内容を押さえて府立上位合格を目指す方が現実的。 馬渕テキストと学校教科書では単元の内容把握できないという君は、[[体系数学]]で単元を把握。 これの例題と関連する練習問題をやれば、基本に加えて応用の入り口くらいまでわかる。 そうしたら、東京出版から出ている「高校への数学」臨時増刊を取り組んでみてほしい。